現在、日本は世界に誇る長寿の国(2021年7月の時点で、男性81.41歳、女性87.45歳)となっております。これは国内の健康管理体制、環境条件、衛生条件などが整ってきたことに基因しております。
20世紀は多くの病気に対して積極的に「治療を行う」ことに注目されてきましたが、21世紀は「治療を行う」前に、何らかの手を打つ予防対策が不可欠になっており、これに向かって進んでおります。
そのためにも現存する多くの病気のことを知り、年齢に応じた生活習慣や知識、見識をより多くの方々が習得することによって、平均寿命と健康寿命との差異を埋めることが出来るものと考えております。
神戸健康大学では、主に神戸大学医学部出身の先生方が講師陣となって、高齢者と日々接しておられる医療・介護に従事されている方々はもちろん、一般の方々に健康講座を開講しております。いづれも、学究的であり、またバラエティに富んだ有益な講義ばかりであります。多くの方々に、健康に関する最新の知識や予防法をお伝えして、日々の暮らしや職場に取り入れて頂くことが、健康寿命の延伸に繋がるものと考えております。
一般社団法人 神戸健康大学
理事長 岡田昌義